『リスクに背を向ける日本人』
2012-07-06
北海道大学教授の社会心理学者の山岸敏男氏と、ハーバード大学社会学部長のメアリー・C・プリントン氏の対談本。
ものすごーく簡単に要約すると・・・
日本人はリスク回避傾向が大きい。
それは、リスクが大きすぎるから。
よく、すぐに解雇されるアメリカのほうがリスク社会だと言われるけれど、辞めてもセカンドチャンス、サードチャンスが閉ざされている日本社会のほうが、よっぽどリスクが大きいでしょう?
といような内容。
仕事だけでなく、結婚市場も労働市場と同じ。離婚した人にはセカンドチャンスが少ないから離婚しにくい。たとえ家庭内離婚状態になったとしても・・・。
というようなことも書いてある。
ただし、若い世代は、だんだん変わってきているかな。
仕事はともかく、結婚生活は、本当にイヤだと思ったら、なにがなんでも離婚しようとするかも。毎日がリスク・・・というのは耐えがたいもの。
メアリーさんはバツイチで、40歳を過ぎてから、家族をもちたいと中国から6か月の女の子の養子を迎え、10年以上育ててきた話が興味深かった。
さて、雑務があれこれ増えてきたため、昨日から自宅に戻って仕事。
高雄の日中は、とんでもなく暑くなった。
ほとんどだれも、歩いていない……。
やっぱり夏は、夜カツ(朝カツではなく)が楽しい(^_^メ)
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