『心に染みるこの女性の生き方』櫻井秀勲

2009-12-12

尊敬する、櫻井先生の本を偶然、見つけて読んでみた。
『心に染みるこの女性(ひと)の生き方』櫻井秀勲

http://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E3%81%AB%E6%9F%93%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%AE%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%AE%E7%94%9F%E3%81%8D%E6%96%B9%E2%80%95%E8%B2%B4%E6%96%B9%E3%82%92%E7%99%92%E3%81%99%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%AE%E8%B4%88%E3%82%8A%E7%89%A9-%E6%A1%9C%E4%BA%95-%E7%A7%80%E5%8B%B2/dp/4884662962/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260580978&sr=1-1

歴史上、有名、無名も含めて、60人の女性たちの
「すごい生き方」がつづられている。
以前、私もこんな本を作りたいと思っていたのだが、
歴史考証など、私にはまだ力量不足だった。
でも、さすが、女性を研究してきた櫻井先生。
女性の人選、愛情を込めた書き方など、脱帽もの。
「本当にこんな人がいたんだ・・・」
と感動する。
与謝野晶子、高村智恵子、向田邦子、いわさきちひろなど
有名人も印象的だが、
もっとも感動したのは、いまから100年以上も前に生をうけた
中村久子さんというという女性。
凍傷が原因で3歳のとき両手は肘から切断、
両足は膝から切断して四肢切断したが、
不屈の精神力で、裁縫、料理、洗濯、掃除をこなすようになった。
小学校にも行けない久子さんの母親は、
久子さんが10歳になったとき
「自分がいなくなれば、この子も死んでしまう。
 なんとしてでも手仕事を覚えさせなければ」
とあえて鬼になって、裁縫をさせた。
「やり方は自分で考えなさい」
と突き放して。
そして、久子さんは口で針を使う方法を編み出し、3年後
着物を縫いあげるまでになった。
そして19歳のとき、見せ物小屋入りを決意。
“だるま娘”と呼ばれて、編み物、針の芸だけでなく、
皿回し、こま回しまでやるようになった。
そんな久子さんの一生懸命さに心を打たれて、
口で筆をくわえて文字を書くように指導してくれる
書道家が現れた。
そして、久子さんが雑誌の懸賞実話に応募した手記が1等に当選。
結婚もし、義足で歩けるようになったのである。
71歳で人生の幕を閉じるまで
「自分のパンは、自分で稼ぐ」
をモットーとして生きた人だった。
その久子さんのこんな言葉が心に染みる。

「自分で生きとるのではない、
 生かしてくださる方があるおかげ様、
 そのおかげ様で、私自身こうして
 生かしていただいているわけでございます」
MAYUMIの旅びと生活。-091212-1
(散歩の途中で見た紅葉)


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