とにかく話したかった。

2011-04-09

腸内洗浄も7回目。
いつも痛いし苦しい。でも、苦しさというのは慣れてくるもんだ。
3回目ぐらいまでは、「うぎゃあ」「いたーッ」とわめいていたが、最近は、「あ、きたきた」と思う。
苦しみはずっとは続かないことがわかっているから、なんとか持ちこたえられる。
そして、本当に去っていく。
なでしこ夫人に自宅まで送ってもらい、道中、人生について、あれこれ語る。
家にはテンキもいなかったので、黙々と仕事。
夕方、日課のようになっている母への電話(最近、ちょっとさぼったことがあったけど)。
いつもは、
私「今日はどうしてた?」
母「とくに、なにもなーい」
私「体の調子はどう?」
母「相変わらず、あちこち痛いけど、なんとかやってる」
と同じような話を繰り返して、10分ぐらいで終わるが、今日は、母が
「なにか楽しい話をして」
というので、大学院で勉強している内容とか、台湾でおもしろく感じたこととか、これからやりたいこととか、いろいろ話した。
めずらしく1時間半ぐらい。
私と母は、幼いころから、ドライではないけど、クールな関係で、あまり深い話はしない。
それでも、親子なので、なんとなくつながっているような感覚はある。
親子ってそんなもんかもしれない。
でも、じっくり話てみると、お互い、いろんなことに気づく。
話さなきゃさからないことって多い。
たとえば……
母は
「おとうさんが、亡くなる2、3日前にね。子どもたちを生んでくれて、ありがとうって言ったのよ。私はわからなかったけど、おとうさんは、自分がもうすぐ……ってわかってたんだね」
と言っていた。
私は、いま、大学院で働く女性の問題について研究していることを話して、
「40年前、ほとんどが専業主婦で、託児所もなかった時代に、ベビーシッターを雇って働いていたお母さんって、よく考えると、すごいよ。尊敬するよ」
と照れくさいことを、自然に言えた。
「そう言ってくれると、うれしいよ」
母は、ちょっと涙ぐんでいたような。
昨夜は3時(AMの……)まで、テンキと、いろんなことを話した。
これからのことや、日ごろ思っていることなど。
これも、話してみなきゃわからない。
なかには、お互いへの注文など、耳の痛い話もあって、感情がゆれることもあるが、それでも、「触らないでおこう」と、なにも言わないでいるより、ときにはぶつかって、気持ちを伝えることも必要だ。
お互いのキモチをすべて、わかり合えるわけではないけれど、わかろうとするキモチが大事。
そして、「それは、いやだー」とか、ネガティブなことを言ったとしても、最後は前向きに終わろう。
とにかく、私は、話したかった……んだと思う。
さて、今日から、お客さんが2人やってくる。
本の仕事と、大学の発表が、一段落した時期でよかった。
日本から友人が訪ねてきてくれるのは、やっぱりうれしい。
私の大好きな台湾を、一人でも多くの人に、好きになってほしい。
今回も、企画が盛りだくさん。
あわただしい日々になりそうだが、自分も楽しんでしまおう。

MAYUMIの旅びと生活。

     ↑高雄の海岸で見つけた不思議な樹。2本の木の根っこが、最後には一本の木になっている。
      恋人たちでいっぱいだった。有名な場所なのかも。


Copyright© 2017 有川真由美オフィシャルサイト All Rights Reserved. L

お仕事のご依頼や質問などは、こちらからお願いします。
担当者よりご連絡いたします。⇒Mail