もうひとつの台湾旅行

2009-07-30

8月1日発売の『正論』グラビアで、
「台湾に生きる日本」とうタイトルで写真を掲載。
5ページ、4~5回の連載になる予定。
台湾は、戦争が終わるまでの50年間、日本と一緒に歩んでいた。
いまだ台湾に息づく「日本」を、ここ3年ほど取材している。
さて、台湾の最南に近い、
猫鼻頭(マオビートウ・猫の頭に似た岩があるのが名前の由来)に、
「潮音寺」というお寺がある。
MAYUMIの旅びと生活。-090730-1
第二次世界大戦時、フィリピン決戦に向けて、
中国から向かっていた日本の船が台湾南方のバシー海峡で、
アメリカの潜水艦などによって撃沈された。
その数、約200隻。
亡くなった人は、25万人以上。
台湾の海岸には2万以上の遺体が、打ち上げられたという。
亡くなった方々の鎮魂のために、潮音寺を建立したのは中嶋さんという方。
撃沈された船の1隻に乗船されていて、
12日間、漂流して、助けられ、高雄の病院で一命をとりとめた。
5000人のうち、助かったのは、わずか6人。
想像を絶する多くの人々の尊い命が、
この青く、美しく静かな海で散っていった。
MAYUMIの旅びと生活。-090730-2
忘れちゃいけないことがある。
そして、伝えなきゃ……と、
台湾を訪ねるたびに、痛切に思うのだ。


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