カンボジアが教えてくれたこと。

2010-07-27
MAYUMIの旅びと生活。

カンボジアで大きな内戦があったのは1970年代。処刑場であるキリングフィールドに送られる前の収容所の元所長が、数日前、禁固35年の刑になったという。
400万人、国の4分の1が殺されるという、すさまじい内戦だった。
政治犯が入れられた、この収容所跡には行ったことがある。小さな一畳ほどの部屋がたくさんあり、血痕も残り、少し想像力が働くだけで、胸が苦しくなった。
当時、戦場で戦った人たちにも取材で会った。地雷によって手足がなくなったり、背中に大きな傷をもっていたり。
でも、そんな人たちの明るさに救われた。
「平和な世の中になった。人のために働ける。こんなにうれしいことはない」
という人もいた。
子どもたちも、女性たちもたくましかった。子どもたちは学校に行けなくても、一生懸命働いて、自分の生活を築こうとしていた。彼らは「ありがとう」という言葉をよく使った。
この時代に生まれて、生命の危険を感じずに生活できるだけでありがたい。
働けること。ご飯が美味しいこと。眠れること。笑えること。
自分の人生を自分でつくってけることがありがたい。
「ありがとう」
とつぶやくと、もう少し、がんばれそうな気がしてくる。


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