ギリシャのアテネ

2011-06-12

ギリシャのつづき。
今回は首都アテネ。ヨーロッパ文明発祥の地だ。
紀元前4世紀。ここには、物理、天文学、数学、医学、哲学、演劇……など、すぐれた文化があった。
それまで史跡などまったく興味がなかったが、ギリシャ文明のあまりのすごさに、すっかりハマり、あちこち歩き回ったっけ……

MAYUMIの旅びと生活。

ご存じ、パルテノン神殿。エンタシスの柱は、世界中に広がっていった。

MAYUMIの旅びと生活。

紀元前4世紀、この円形劇場で、たくさんの市民が集まり、演劇を鑑賞したり、哲学を論議したりしていた。
貴族も、街の商人も、みんな平等な席で楽しんでいたという。
とても平和で民主的な国家ができていたのに、軍事力をつけたポリス国家に滅ぼされてしまう。

MAYUMIの旅びと生活。

こちらは、近代的に復元された円形劇場。いまも、コンサートなどが開かれている。

MAYUMIの旅びと生活。

古いプラカの街と、遠くに見えるリガビトスの丘。
プラカでは、毎週日曜日、のみの市があって、掘り出しものを探すのが楽しみだった。
ジプシーの子供たちの音楽も、よく聴いていた。

MAYUMIの旅びと生活。

アテネから車で2時間ぐらいのところにある、スニオン岬。
海の神、ポセイドンの神殿跡。
ギリシャは漁師や船乗りが多く、自然災害に遭わないよう、とても信仰深い。

MAYUMIの旅びと生活。

アテネ考古学博物館のポセンドン(BC3)。
これを見たとき、あまりにもすごくて、鳥肌がぞぞーっと立った。
彫刻家は、人間のすべての筋肉を知っていなければ、人間の像をつくれないというが、すべての筋肉がリアル。
体を傾けたら、どこの筋肉が膨らむ縮む、骨がどう動く…・・といった精密さや、布がずり落ちてきそうなリアル感に、衝撃を受けた。
写真じゃ、なかなか伝わらないかな。
よく中学、高校の美術室にも置いてあるギリシャ彫刻。紀元前3~4世紀の芸術美が、いまも理屈抜きに共感できるなんて、すごくない?

MAYUMIの旅びと生活。

これは、なにかの女性の神様の足。こちらも、動き出しそうだった。

MAYUMIの旅びと生活。

美と愛の女神、アフロディーテが、牧神パンに言い寄られて、サンダルでひっぱたこうとしている様子。
後ろにいるのは、アフロディーテの子供、エロス(エンジェルともいう)。
ギリシャ神話の神様は、天の神、ゼウスがたいへんな浮気者だったり、その妻、ヘラが恐妻で嫉妬心が強かったり……と、とっても人間的。
ギリシャ演劇も、喜劇よりも悲劇のほうが有名で、人間の醜さ、弱さ、怒りなどを大胆に表現している。
舞台じゅうが血まみれになって、ホラー映画より、ずっと恐ろしい。
ギリシャ文化は、一見、「愉快さ」「豪快さ」といった、あっけらかんとしたものにオブラートされているが、その奥は、人間の本質に深く深く迫るものがある。
ギリシャ人も、そうなんだよね、本当は。


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