フィンランドの小学生発「議論のルール」
先進国の学生を対象にした学習到達度調査(PISA)において、ダントツ、トップのフィンランド。
池上彰さんのわかりやすいニュース?でも言っていたけれど、そのヒミツは、教師が子どもの学力を上げることに専念できるからだという。日本の先生のように、学校や教育委員会への報告書に追われたり、生活指導、進路指導、課外活動で大変なこともない。生活や進路は家庭で考えるものだし、課外活動は、学校外のクラブチームなどでやっている。学校内で問題があるときは、校内カウンセラーのような人がいるらしい。
クラスの人数も少なく、デキの悪い子は、先生が放課後、残って教える。落ちこぼれをなくし、みんなで学力を高めていこう!という考え。教科書は教科書検定がなく、教師と出版社が話し合ってつくるので、とっても楽しく、興味がもてそうなものになっている。
競争ではなく、「楽しく学ぶ」が基本にある。
そのフィンランドの小学5年生がつくった「10個の議論のルール」というのを偶然、あるサイトで見つけた。
2005年に出された『図解フィンランド・メソッド入門』という本に書いてあるらしい。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766783476/hatena-b-news-22
まだ読んでいないけど、読みたい本。
さて、その「10個の議論のルール」とは……
1. 他人の発言をさえぎらない
2. 話すときは、だらだらとしゃべらない
3. 話すときに、怒ったり泣いたりしない
4. わからないことがあったら、すぐに質問する
5. 話を聞くときは、話している人の目を見る
6. 話を聞くときは、他のことをしない
7. 最後まで、きちんと話を聞く
8. 議論が台無しになるようなことを言わない
9. どのような意見であっても、間違いと決めつけない
10. 議論が終わったら、議論の内容の話はしない
すごい。特に8、9なんて成熟してるなぁ。
というか、本来、子どもはこれだけの能力があるんだよね。
大人のだれかさん(?)にも学んでほしい「10個のルール」。
いえ、私も学びます……。
↑シラヤの玉井郷で見た空