働く子どもたち。

2011-05-03
MAYUMIの旅びと生活。

いま、講演の準備をしていたら、思い出深い写真が出てきた。
カンボジアのシアヌークビル。
私はいつも写真を撮る側なので、一緒に写っている写真はほとんどないのだけど、このときは、なぜか人に頼んで撮ってもらった。
海辺でお菓子を売っている少女たち。
一緒に絵を描いて遊んだっけ。
彼女たちの無邪気な笑顔がいまも鮮明に焼きついている。
向って私の右となりにいる、浅黒い肌の子は、まったく学校に行っていないと言っていた。
だから、いつか学校に行きたいと。
それでも、英語が堪能だ。
外国人に、少しでもお菓子を売るために、覚えたらしい。
ほかの3人は、学校に行っていて、週末だけビーチで働いている。
彼女たちは、働くのが「あたりまえ」。
学校に行けるのは、「ありがたいこと」。
勉強できるのが「ありがたいこと」という。
幼いころから、親に働かせられているのに、本当に親思い。
いつか、自分が一生懸命働いて、親を楽させてあげたいという。
特に、意識された「教育」を受けているわけではないのに、彼女たちは、大切なことを自然に学んでいる。
親からいろいろしてもらうだけではなく、いくらか放っておかれたり、使われたりしている子どものエネルギーって、おどろくほど強い。
受け身ではなく、自分から「こうなりたい」と欲して、自分で行動する。
放っておかれっぱなしで、親の愛情をあきらめてしまった子は屈折するが、ほとんどの子は親の愛をちゃんと信じている。
体は小さいけれど、とても大人っぽい少女たちだったな。


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