変わらないでいること。

2009-01-06

今日、魚屋さんに行ったら、
50代後半と思われる、店のご主人が代金の計算をするのに、
すんごく古いそろばんを使っていた。
年代モノ?と思われるようなそろばん。
そろばんを使っている人を見るのは久しぶり。
ちょっと感動・・・。
「変化する時代を生きていくためには、
自分も変化するほうが生きやすい」
と思っていて、本にも書いている私だが、
変わらないでいる人を、尊敬することがある。
たとえば、旅をした中では・・・
ギリシャのサントリーニ島。
白い壁と青い屋根の古い家並みを、数百年の間、ずっと守り続けている。
特に規制はないらしいが、
新築でも、みな同じような家の造り。
現代的な家をつくろうとする人がいないのが、すごい。
サントリーニに住む人々は
「これがギリシャ・カラーさ」
と、白い壁、青色の屋根や窓・・・といった色の組み合わせに
プライドをもっているのだ。
ケニアの少数民族の人々は、大学を出て、企業で働いていても、
村に帰ってくるときは携帯電話やパソコンを持ち帰らない。
靴を脱いではだしになる・・・と聞いたことがある。
文明の利器を持ち込むことが、村にとっていいことだとは思わないと・・・。
彼らもまた、自分たちの文化や習慣にプライドをもっている。
魚屋のご主人が電卓やレジではなく、そろばんを使うのは、
「プライド」というワケではないだろうけど、
でも、「新しいものを取り入れなくても、これで十分いいじゃないか」
「私たちがもっているものは、十分すばらしいじゃないか」という気持ちは、
とても大切だと思う。
そこに、プライド・・・つまり誇りがあれば、時代が変わっても、変わらずに続いていく。
私たちは、いま自分たちが持っているものを見直してみると、
プライドをもつべきものが、たくさんあることに気づく。
たとえば日本人の習慣や文化、精神、
自分自身が積み重ねてきたこと、大切にしてきた気持ち・・・
「変わらない」ということは、本物であることの証明なのかもしれない。


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