夢の時代

2011-03-23

高雄でも地震があった。
震度3というけど、結構、揺れていた。
関東は、震度4、5の余震が続いているというから、本当に怖いだろう。
台湾の日本への義援金は、40億を超えたそうだ。
本当にありがとう。台湾のみんな。
ただ、日本のニュースで、「台湾で活躍する日本人タレントがチャリティイベントの記者会見の席で涙を流しながら深々とお辞儀をして台湾市民への感謝の意を表した」と伝えられ、「どうして、台湾国民を台湾市民と呼ぶの?」という声も。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110318-00000062-scn-ent
確かに、失礼。こんなに寄付金を集めてくれた人たちに対して。
さて、今週は月曜日から木曜日まで、朝から夕方までの集中講義。
早稲田大学から先生が来て、現代日本の社会学について、ショッピングモールやカフェを例に、濃い授業をしてくださる。日本人の心理まで入りこむ解説は、本当におもしろい。
見田宗介さんという東大名誉教授が書いた本『夢の時代と極右の時代-現代日本の感覚の歴史』で、現実と反する言葉は、3つの反対語「理想と現実」「夢と現実」、そして「虚空と現実」によって、時代の特質を定着する…・・というのが興味深かった。
日本の戦後改革から1960年に至る<プレ高度成長期>は、人々が「理想」に生きていた。
だから、「理想の時代」。
60年代と73年ごろまでの<ポスト高度成長期>は、個人が、それぞれの「夢」に生きようとした。
だから、「夢の時代」。
そして、「理想」や「夢」の精神は、「現実」になってきた。
1970年代の後半からは、もうリアリティを愛さない。
リアリティの脱臭に向けて浮遊する「虚空」の時代。
20世紀のおわりの時代を特色づけているのは、「虚空」の言説であり、表現であり、また生の技法でもあった。
人々は、虚空の世界を生きようとした。
日本人が現実を直視して、ふたたび理想や夢に向かって歩き始めるときがきているんじゃないかと思うが、楽観的すぎるだろうか。
一度、困難に合ったたら、考えて、また歩き始めるのが、日本人。
そんな「底力」を信じたい。

MAYUMIの旅びと生活。


一昨日の夕陽。どんなときも、太陽は上り、沈む。どんなときも朝はやってくる……


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