大切なことがわかる本

2011-09-25
photo:01



紀伊國屋書店で見つけた柴田トヨさんの「百歳」。
前作の「くじけないで」もすばらしくて、母に送った。
パラパラと読んでいたら、立ち読みで全部読めてしまったけど、また買いに行こう。
トヨさんの本は、百歳の景色が広がっている。
無駄なことのすべてがそぎ落とされて、大切なことだけが、書かれている詩。
小さな悩み事なんて、吹き飛んでしまうような、神々しさがある。
思い出と現実とが混ざっていて、優しさで溢れている。
すばらしい感性……。
感性は、磨けば磨くほど光ってくる。
そのまま放置していたら、曇って、世の中も人も見えなくなる。
あと、五十数年生きられたら、どんな景色が見えるんだろう。
自分はどんな詩を書くだろうと考えてみた。
トヨさんのように奉公にも出ていないし、子育てもしていない。
それでも、自分なりの詩が書けるんじゃないかと思えてきた。
そのためには、感性を磨き続けること・・・・・・。
台湾で日本統治時代の建物に触れるたびに思う。
これを使っていた人たちは、いまはみんないない。
そして、いまここにいる人も百年もすれば、みんないない。
淡々と時代は過ぎていく。
その事実だけは、ゆるぎない冷酷さ、そして、どこまでも優しさを秘めている。
iPhoneからの投稿


Copyright© 2017 有川真由美オフィシャルサイト All Rights Reserved. L

お仕事のご依頼や質問などは、こちらからお願いします。
担当者よりご連絡いたします。⇒Mail