森の中の自習室&台湾テレビ・新聞について
たっぷりと寝た土曜日の朝、
天気がよかったので
「スピーチの練習&中国語の勉強を外でやろう!」
と思い立って、
授業もないのに大学までやってきた。
この大学は木々が多くて森林浴をしている気分。
それほど暑くなくて、気持ちいい風が吹いている。
人もほとんどいない。
これほど、たくさんの木々を独り占めできるなんて贅沢。
最近お気に入りのスイカジュース、西瓜汁(シークワズー)を飲みつつ
3時間ほどいた。
少しずつだけど、周りの人の会話が
わかるようになってきているのがうれしい。
電話がかかってきて、ちょっとだけ会話できたり、
一人で買い物ができるようになったりするのも。
なるべく、家では中国語で会話しようと
イヴァンと誓い合う。
それから台湾のテレビは、
画面に中豪語の字幕がついているので、
非常に勉強になる。
会話ではなにをいっているのかがわからないけど、
漢字を見て納得することが多い。
そうそう。最初に台湾に来たとき、驚いたのは、
ケーブルテレビが100チャンネル近くあること。
客家語だけのチャンネル、お坊さんの説法だけのチャンネル
というのもある。
3~4チャンネルは日本の番組。
ドラマは3ヵ月ほど遅れて放送される。
しかも、毎週一回というのではなく、
毎日放送して2~3週間で終了。
だから、人気のドラマは、毎日釘づけ。
同じものを1日2~3回、午前、午後、夜と再放送する。
日本で人気のあったドラマは、ほとんど見られている。
若者たちは、ドラマや歌番組で日本の文化を吸収しているよう。
台湾で国民党の戒厳令がとけて、
1900年代の初めに日本のテレビ番組が解禁になってから
空前の日本ブームが起きたという。
でも、いまは韓国のドラマがとっても人気だったりする。
新聞紙面はいつも、コリアンスターがいっぱい。
(ちなみに台湾の新聞は、週刊誌顔負けの芸能ネタが満載)
最近、台湾の新聞で見た、日本人は
XJAPANのYOSHIKI。
台北に来て記者会見をして、HIDEの話になったとき、
涙を流しそうになって席を立ったことが書かれていた。
イチローの200本安打(?)はトップニュース。
イチロー語録なんていうのも、特集されていた。
さすが、日本が誇るスーパースター。
今日の新聞でいちばん興味をもったのは、
台湾先住民ブヌン族の84歳のおじちゃんの話。
元高砂義勇隊(台湾先住民族で日本軍として戦った兵士たち)で
写真では、日本軍の軍服を着て、
エイッとこぶしを突き出して日本軍の訓練の様子を再現し、
戦地のすさまじい様子を語っていた。
いまでも、流暢な日本語を話しているという。
あぁ、取材したい・・・・・・。
でも、いまの仕事が片付いてから。
いつか台東に会いにいこうと、
切抜きをしっかりしまった。