父のこと

2010-12-27
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励ましのお電話やメールをいただき、ありがとうございました。
今回の帰省の旅は、涙が止まない長い旅でした。
人は辛さを乗り越えるのに、やはり人の力を必要とするのだと身に染みて感じました。
そして家族の有り難さも。
お通夜のとき、ご住職のおっしゃった言葉が印象的でした。
死ななくてもいい方法がひとつだけある。
それは、生まれてこないことだ。
別れなくてもいい方法がひとつだけある。
それは、出逢わないことだ。
父は、結婚するとき、両親も3人の兄弟も亡くなっていて、生き別れになった姉とも連絡がとれない状態でした。
親も兄弟もいなかった父は、家族に惜しみない愛情を注いでくれました。
特に私は、父親っ娘で、幼いころは、いつも父にくっついていました。
ドライブ好きだった父は、幼い私を助手席に乗せて、県内のいたるところに連れていってくれました。
「まだ見たことのない場所に行ってみよう」
そう言って、いろいろな場所に“探検”に出掛けました。
私が旅好きになったのも、父の影響で、いまも同じ気持ちで、世界を旅をしているようです。
お通夜の深夜から、告別式の朝にかけて、父と二人で過ごしました。
いつかは、こんな日が来るだろうと覚悟はしていましたが、悲しみとともに、少しずつ大きくなって押し寄せてきたのは、「ありがとう」という気持ちでした。
怒ってくれて、ありがとう。
心配してくれて、ありがとう。
いつも笑ってくれて、ありがとう。
母を大切にしてくれて、ありがとう。
86歳まで生きてくれて、ありがとう。
私の父親でいてくれて、ありがとう……
失うことよりも、父から与えてもらったこと、受け継いだこと、そして、大きな愛情に感謝したいと思います。
「あたりまえのこと、身近なことに感謝して生きる」
そのことも、父が背中で教えてくれたことのひとつです。


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