牛の出産シーンで思い出したこと。

2010-04-30

 昨日は、日本から友人夫婦がやってきて、台湾からの友人たちも加わって、あちこち案内した。
 なんとなくピン!ときて行った、レストランのことは長くなるので、今度書くとして、3番目のスポット、台湾の牧場でのこと。
 
 すんごく大きなお腹の牛がいた。
 お乳ってこんなに張るもんだろうか。と思っていたら、牧場を経営する友人のご主人が
 「すぐにも産まれそうですよ」
 という。
 なるほど、妊婦なんだ。
 
 その2、3分後、破水が始まり、ものの3分ほどで、肉のかたまりのような牛が誕生した。
 小柄な人間ほどの大きさの子牛が入っていたんだから、母牛はさぞかし、重かったろう。
 人間と同じで、母牛が破水して、赤ちゃん牛の首が出てきて、牧場のおじさんが引っ張り出して、へその緒を切って……という行程。
 
 感動したのは、子牛が、生まれてすぐに立ち上がろうとしたこと。
 何度も立とうとするけれど、生まれたばかりじゃ、まだ立てない。
 そのいじらしい姿に涙が出そうになった。
 
 あたりまえかもしれないが、立ち上がろうとするは、本能なのだ。
 
 なぜか日本語を話す、牧場のおねえさんが、耳元で
 「明日の朝になったら立つよ。お母さんが子牛をなめて、子牛は元気をもらうの」
 と教えてくれた。
 
 感動的な出産シーンであったが、頭のなでは『笑う犬の生活』に出ていたウッチャンの雌牛キャラ、ミル姉さんが
 「アタシは干し草ひとつ(一房?)で、だれとでも寝る女よ」
 というキセルをフーッとふかしながら言う姿がぐるぐるしていた。
 こんな、こんな感動的なシーンで、不謹慎かしら。
 ほかの雌牛たちがミルクを絞られている姿を見ても、ミル姉さんの口調で
 「もう~お乳が張り過ぎちゃって困るわ。早くどうにかしてちょうだいッ!」
 と言っているように聞こえる。
 「雌牛=ミル姉さん」という思考回路、いい加減、断ち切れないもんだろうか。
 
MAYUMIの旅びと生活。-100430-1
↑生まれたての子牛と、なめるお母さん。子どもが出てきたのに、まだお腹が張っている。
左の牛は、ただ発情して近づいてきているんだとか。


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