西拉雅(シラヤ)の旅17 【玄山湖珈琲】

2010-07-24

MAYUMIの旅びと生活。
シラヤの旅2日目。
歐都納山野渡假村の程さんに、朝食の後、「コーヒーを飲みましょう!」と誘われた。
急な坂道を車で5分ほど上り、着いたのは玄山湖珈琲。
歩いたら15分ほどで来られるという。
英語名は「Occult cafe」神秘的現象のカフェ!?
曾文ダムを見渡す山にあって、山の空気が心地いい。
ここで台湾珈琲を飲みながら、程さんから、ある伝説を聞く。
昔、いまはダムの中に沈んでいる「紅花園(ホンホワユェン)」という村の話だ。
かつて、このあたりは、漢民族と台湾先住民スー族が、別々の集落をつくって暮らしていた。
漢民族とスー族の結婚はタブーだったが、漢民族の青年と、スー族の女性が恋に落ちた。
スー族の女性の名は、「紅花(ホンホワ)」。
ある日、スー族の人たちが、漢民族の村を攻めに行くことになった。
「このままでは、あの青年が殺されてしまう……」
紅花はそう案じて、漢民族の村に弓矢を放って、そのことを知らせた。
そして、漢民族の人々は間一髪のところで村から逃げ、助かるのだ。
しかし、紅花が放った弓矢には、鳥の羽がついていた。
スー族の矢は家族によって、それぞれちがう種類の羽がついており、だれが放ったか、だれが裏切り行為をしたかは、すぐに知られることとなる。
紅花は、初めからそれがわかっていた。紅花は矢を放った直後にスー族の村から姿を消し、二度と戻ってこなかった。
漢民族の人々は、紅花に感謝の意を表し、村を「紅花園」と名付けた。
通訳の蔡先生によると、ダムができる前の地図には「紅花園」という地名が載っているらしい。
深い緑に囲まれた、深い青色のダム湖を見ていると、そんなこともあったんだろうと、悲恋の伝説がリアルに感じられる。
シラヤの旅は、何世代前にもさかのぼる時間への旅でもある。

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→玄山湖珈琲では珈琲も栽培している。
台湾珈琲は、
すっきりしてコクがある味わい。
何倍飲んでも、胃にもたれない。
ここでは、クッキーやワッフルなども手作りしているが、いちばん美味しかったのは、珈琲豆をチョコでコーティングしたもの。
珈琲豆って食べても美味しいんだ……。
【玄山湖珈琲】
嘉義縣大埔郷台三線338公里處
TEL 05-2522169
http://www.coffee338.idv.tw/
MAYUMIの旅びと生活。


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