遅れてきた伝言。

2010-04-14

今日も一日、書斎にこもっていて、
夕方、散歩にでかける。

MAYUMIの旅びと生活。-100414-1

今日の散歩スポットは、歩いていける愛河の公園。
龍を形どったと思われる橋は、時間とともに色を変えて美しい。
高雄は公園や、夜市、市場、海岸など、夕方から
出かけたい場所が多く、つい誘惑に負けて
ふらふらと出かけてしまう。
さて、台湾に到着した日に、私がときどき行っていた
三地門のルバルバさんが亡くなったと聞いた。
近いうち、会いに行きたいと思っていたのに
あまりのショックで、ルバルバさんのことは
しばらく頭から離れなかった。
美しい日本語を話すルバルバさんは、
パイワン族みんなのお母さんのような人で
何度も取材させてもらった。
写真展に、ルバルバさん夫婦の写真を展示したこともある。
いつも先住民族の衣装に、
日本のちゃんちゃんこをはおって、
足袋を履いていた。
おちゃめで、やさしくて、存在感があって
だれにとってもお母さんのような人だった。
竹の皮の編み方を教えてくれたり、
「どこに行っても水には気を付けたほうがいい」
「この人には、連絡したほうがいい」
と、あれこれアドバイスしてくれた。
ルバルバさんを知る日本人作家に、
亡くなったことをメールで知らせた。
「1年半前に行ったとき、
 ルバルバさんが言った『有川さんによろしく』
 と言葉を伝えていなかったことに気づきました」
とメールの返信。
う…・・遅い。
でも、いまだから、さらに心に響く。
彼が訪ねたとき、ルバルバさんは床に伏せっていたれど、
ご主人から「有川さんはルバルバの友だちだから」
と寝室に通されたとか。
メールを読んで、しばらく泣いた。
「友だち」と言ってもらったことがうれしくて、
あんなにお世話になったのに
ご無沙汰していたことが申し訳なくて。
台湾での生活、ルバルバさんが
見守ってくれているような気が勝手にしている。


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